PROMETEON、2024年サステナビリティ・レポートを公開
― PIRELLIのTBR技術DNAを基盤とした持続可能なタイヤ開発を推進 ―

PROMETEONは、PIRELLIのTBR(トラック・バス用)技術を受け継ぐ専業タイヤメーカーです。
環境負荷低減と実用性能の両立を掲げ、グローバル規模で持続可能な製品開発と事業運営を進めています。
PROMETEON Tyre Group(プロメテオン・タイヤ・グループ)は、2024年4月、2024年版サステナビリティ・レポートを公開しました。
本レポートでは、同社が掲げるESG(環境・社会・ガバナンス)戦略と、その進捗状況が詳細にまとめられており、環境配慮と企業責任を重視する姿勢を明確に示しています。
■ 環境負荷低減に向けた具体的な成果
2024年版サステナビリティ・レポートによると、PROMETEONは以下のような成果を達成しています。
- 2016年比で温室効果ガス排出量を35.8%削減
- 再生可能エネルギー使用比率 47.8%に到達
- 原材料調達および廃棄物管理プロセスの継続的な改善
- サプライチェーン全体における責任ある調達体制の強化
これらの取り組みは、2030年および2050年に向けた中長期目標を見据えたものであり、
タイヤメーカーとしての環境責任を具体的な数値と行動で示しています。
■ PROMETEONは「PIRELLIのTBR専業進化形」
PROMETEON Tyre Groupは、PIRELLIが長年にわたり世界市場で培ってきたトラック・バス用タイヤ(TBR)事業をルーツとして誕生したメーカーです。
総合タイヤメーカーであるPIRELLIが築いたTBR分野の技術・品質基準・開発思想を継承しつつ、PROMETEONは TBR専業メーカーとして独立・進化する道を選びました。
この専業体制により、商用車向けタイヤに特化した研究開発や、フリートユーザーの実運用に即した製品改良が可能となっています。
サステナビリティへの取り組みにおいても、耐久性・省資源・長寿命化を重視するTBR開発思想は、PIRELLI時代から受け継がれる重要な技術DNAの一つです。
■ サステナビリティと実用性能の両立を目指して
PROMETEONは、環境負荷低減を単なる理念にとどめるのではなく、実際の輸送現場で使われるタイヤとしての信頼性・耐久性を維持・向上させることを重視しています。
サステナビリティ・レポートで示された各種取り組みは、長距離輸送や高積載条件で使用される
日本の物流・運送現場においても、安定供給・品質維持という形で価値をもたらすものです。
PROMETEONは今後も、PIRELLIのTBR技術を礎としながら、環境と実用性を両立したトラック・バス用タイヤの開発を進めていきます。
本記事は、PROMETEON Tyre Groupが発信する公式サステナビリティ・レポートおよび、海外のタイヤ業界関連資料をもとに、P-TBR JAPANが日本市場向けに再構成・要約したものです。
PROMETEONおよびPIRELLIの技術的背景、ならびにグローバルでの取り組みを正しくお伝えするため、
信頼性の高い一次情報を参照しています。
2024.04.20